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2023年度オンラインセミナー シリーズ9

「気管切開患者に対する発話・嚥下のマネジメント」全5回


 気管切開をされている方は、発話機能と嚥下機能の両面に困難が生じます。生活を保障するためには、気管切開チューブ(カニューレ)の仕組みや取扱方法をはじめ、気管切開患者の発話障害と嚥下障害の 特徴とそのリハビリテーション、発話障害と嚥下障害への支援方法やそのリスクを知る必要があります。
 本セミナーでは、気管切開に関する基礎的な知識とリハビリテーション、臨床マネジメントについて 5回シリーズで解説します。

講師:中山 剛志 先生(大久野病院リハビリテーション部 言語聴覚士)



■日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士単位セミナーの対象講座です。
 参加証の発行には、出席確認が必要となります。
 出席確認の方法を受付メールでお知らせしますので、必ずご確認くださいますようお願いいたします。


本セミナーは終了しました。 多数のご参加ありがとうございました。

プログラム

開催日 講座名 Zoom情報をご連絡する日
第1回
11月10日
(金)
10単位
「気管切開に関する基礎知識」
 気管切開は医師が医学的判断によって実施する医療行為で、医師のもとで医学的管理が行われます。 しかし、医師以外のメディカルスタッフも気管切開をされている方と接することは多く、適切な行為やケアを実践するためには、気管切開に関する基礎的知識を得ておくことが必要です。気管切開の意義や気管切開チューブ(カニューレ)の種類について、臨床の中で特に重要となる点を解説します。
11月7日
(火)
第2回
11月17日
(金)
10単位
「気管切開チューブ(カニューレ)の取り扱いと合併症対策」
 気管切開患者の臨床では、気管切開チューブ(カニューレ)の取り扱い方法を知る必要があります。気管切開チューブの実物の紹介と取り扱い、チューブのサイズの選定、チューブの抜去対策、ケア 方法のほか、気管切開による合併症対策について知っておくべき事柄を解説します。
11月14日
(火)
第3回
11月24日
(金)
10単位
「気管切開例に対する摂食嚥下障害の臨床」
 気管切開は摂食嚥下機能に影響します。喉頭運動の抑制や咽頭喉頭の構造の変化のほか、声門下圧が高まらなくなったり、呼気の流れがかわったりその要因はさまざまです。相応のリハビリテーションを行いつつ、安全に摂食する方法に向けた支援を行います。具体的な臨床手技や臨床思考など、気管切開をされた方の食支援について解説します。
11月21日
(火)
第4回
12月1日
(金)
10単位
「気管切開例に対する発話障害の臨床」
 気管切開をされた方は声が出せなくなりますが、病状や身体状況によっては気管切開チューブを工夫し発声可能となる場合があります。ただし、元の発声ではないことが多く、発話への支援やリハビリテーションは、コミュニケーションを保障するために重要な点です。気管切開例の発話やコミュニケーション支援について具体的に解説します。
11月28日
(火)
第5回
12月8日
(金)
10単位
「気管切開例への食支援とリスクマネジメント」
 気管切開をされた方への食支援で発生するリスクとその管理について解説します。気道が確保されているから、誤嚥してもよいのでしょうか?また、カフは食道通過などに影響を与えます。食事支援をする場合はカフを脱気したほうがよいのでしょうか。食支援で生じるリスクについて疑問に応える方法で解説します。
12月5日
(火)

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