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The surface EMG rehabilitation forum

表面筋電リハビリテーション研究会

御礼

 第1回表面筋電バイオフィードバック研究会は、多数の参加者のもと活発な討議がなされました。ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました.今回は、『嚥下障害に対する表面筋電活用の可能性』をテーマに、顎顔面に特化した表面筋電の活用について発表や議論が行われました。特別講演のHuckabee博士からは食塊流体映像と嚥下動態について有益なご講演を賜りました。佐々木先生からは、表面筋電と人工知能との融合についてわかりやすく講演をいただきました。柴本先生からは、欧米で実施されている嚥下障害に対する表面筋電バイオフィードバック訓練の実際をご講義頂きました。指定演題2題、一般演題4題が発表され充実した内容となりました。また、株式会社マルハチ村松様、アトスメディカル株式会社様からはご後援を賜りました。ありがとうございました。本研究会が皆様の臨床の一助となれば幸いです。第2回研究会でもぜひお会いして活発な討議を行いましょう。本研究会開催にあたってご尽力賜りました関係各位に、心から御礼申し上げます。

テーマ『 嚥下障害に対する表面筋電活用の可能性』


1.概要

大会名称:第1回 表面筋電バイオフィードバック研究会
テーマ :嚥下障害に対する表面筋電活用の可能性
大会長 :柴本 勇(聖隷クリストファー大学)
主 催 :一般社団法人 食とコミュニケーション研究所
会 期 :2022年3月6日(日)9:00~16:00
会 場 :大阪保健医療大学 〒530-0043 大阪府大阪市北区天満1丁目17番3号
開催形式:現地+web(ライブ)でのハイブリッド開催
     ※新型コロナウイルス感染症まん延にて、オンラインのみの開催となりました.
      参加者の皆様には、接続方法等を個別にご連絡差し上げます.

抄 録 集:
嚥下障害に対する表面筋電活用の可能性

2.プログラム

◆特別講演
 sEMG Biofeedback:
 New applications for old technology in dysphagia rehabilitation.
 Maggie-Lee Huckabee, Ph.D.
 (University of Canterbury)【逐次通訳あり】
◆教育講演
 佐々木 誠(岩手大学 理工学部)
 表面筋電と工学技術との融合 ~基礎から先端技術まで~
◆テクニカルセミナー
 柴本 勇(聖隷クリストファー大学 言語聴覚学科)
 嚥下障害に対する表面筋電バイオフィードバック訓練の実際
◆指定演題
 1.工学からみた表面筋電の活用
 2.リハビリテーションからみた表面筋電の活用
◆一般演題

3.受賞

優秀演題賞
・高谷 龍星、佐々木 誠、村上 千晃、玉田 泰嗣:工学からみた表面筋電の活用
・Nguyen Thi Huu Hanh:異なる食物物性摂取時の咬筋,舌骨上筋群,舌骨下筋群の表面筋電位計測-日本人健常若年女性での検討-
・笹 杏奈、羽尾直仁、Sirima Kulvanich、板 離子、真柄 仁、辻村恭憲、井上 誠:食塊形成過程における舌骨上筋群の機能的役割

4.研究会参加記

第1回表面筋電バイオフィードバック研究会に参加して

今西祐子(りんくう総合医療センター 言語聴覚士) 

 第1回表面筋電バイオフィードバック研究会に参加させていただきました。今回のテーマは、「嚥下障害に対する表面筋電活用の可能性」でした。
 教育講演は、岩手大学の佐々木誠先生によるご講演で、テーマは「嚥下障害に対する表面筋電活用の可能性」でした。表面筋電の基礎から臨床への応用について明解に解説してくださり、工学の専門性が医学に活かされ、臨床が発展することを実感し、感銘を受けました。また、大会長の柴本先生からは、嚥下障害領域での表面筋電の活用について、実演しながら具体的な訓練方法を伺うことができ、オンラインでありながら実践的な勉強ができました。そして、特別講演はニュージーランドからMaggie-Lee Huckabee先生のご講演でした。症例紹介を含め、表面筋電バイオフィードバック訓練とその研究結果から得られたことについてわかりやすく説明してくださり、筋力強化とスキルトレーニングという新たな視点について学ぶことができました。この領域の第一人者であるHuckabee先生のご研究や臨床に触れ、表面筋電バイオフィードバックの活用に向けて更に学びたいと感じました。このほか、指定演題、一般演題では様々な領域や障害を対象に表面筋電バイオフィードバック訓練が行われていることを知りました。どのご研究も大変興味深く、視野を拡げることができました。
 これまで表面筋電バイオフィードバック訓練について詳しく学ぶ機会がほとんどありませんでしたが、今回の研究会では、運動を可視化する重要性や評価方法、訓練方法、その効果について具体的かつ総合的に学ぶことができました。筋活動のフィードバックは、筋力増強にとどまらず、安全な嚥下方法の確認や新たな嚥下方法の学習に役立つことが分かりました。現在、当院でも嚥下障害の方の基礎訓練に表面筋電バイオフィードバック訓練を実施しています。今回の研究会で学べたことを自身の臨床と照らし合わせ、工夫すべき点や注意すべき点、考えるべき事柄などを再考し、明日からの臨床で積極的に学びを進めて参りたいと考えています。
 このような研究会を開催してくださった第1回表面筋電バイオフィードバック研究会大会長の柴本勇先生、スタッフの皆様に深く感謝いたします。

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