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2024年度オンラインセミナー シリーズ10

「近年の嚥下訓練の解説:各種訓練アプローチの整理」全5回

嚥下障害の治療はTraditional Approachから新しいアプローチ法へと変化しています.伝統的訓練は,末梢器官から大脳や脳幹へのアプローチ法で嚥下障害を改善しようとするものです.一方,近年のアプローチ法は,神経にアプローチをして末梢器官の運動障害や感覚障害を改善しようとするものです.このように,伝統的アプローチと近年のアプローチは考えが異なり,現在の嚥下障害の臨床では各症例の病態を理解し,この両者をうまく適応させながらより効果的な方法を選択し行うことが重要となります.そのためには,各種訓練についてより深く理解しておくことが望まれます.本オンラインセミナーでは,代表される訓練方法をいくつか取り上げて訓練方法を解説し,訓練アプローチの整理をしようというのが目的です.各種訓練を正確に理解したうえで適応を考え,具体的な訓練方法の提供に繋げられることを目標とします.多くの方の受講をお待ちしています.

講師:柴本 勇 先生(聖隷クリストファー大学 教授)


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第5回 2月28日(金)の資料掲載が延滞してしまい申し訳ございませんでした


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本セミナーは終了しました。 多数のご参加ありがとうございました。

プログラム

開催日 講座名 Zoom情報をご連絡する日
第1回
1月24日
(金)
「伝統的嚥下訓練と最近の嚥下訓練の解説」
 伝統的な嚥下訓練は,末梢器官へのアプローチから新たなる運動を学習し,嚥下運動を再構築する方法です.一方,最近の嚥下訓練は,中枢に直接アプローチをして嚥下運動を再構築する方法です.最終的なアウトカムは同じですがアプローチ法が異なります.訓練効果も含めて両者の整理をします.
1月21日
(火)
第2回
1月31日
(金)
「嚥下表面筋電バイオフィードバック訓練の効果」
 欧米で嚥下訓練に多く用いられている表面筋電バイオフィードバック訓練について,その効果も含めて解説をします.具体的訓練方法を紹介しつつ,適応や効果について整理をします.
1月28日
(火)
第3回
2月7日
(金)
「末梢神経筋刺激や感覚神経刺激の効果」
 末梢神経筋電気刺激や磁気刺激,干渉波刺激などがわが国で多く使われつつあります.これらの方法について,具体的訓練方法を紹介しつつ,適応や訓練効果について解説し整理をします.
2月4日
(火)
第4回
2月21日
(金)
「経頭蓋磁気刺激や経頭蓋電気刺激の効果」
 中枢に磁気刺激や電気刺激をし,末梢器官の運動を高める訓練法です.これらの方法は機器を有する施設で実施可能です。具体的訓練方法を紹介しつつ訓練効果を含めて解説し,適応について整理をします.
2月18日
(火)
第5回
2月28日
(金)
「伝統的嚥下訓練の効果」
 行動学的理論や運動学習理論を用いた訓練,末梢器官を刺激し中枢へと投射させることで末梢運動の改善を期待する訓練です.冷却刺激,適切な食べ方の運動学習等がこの訓練にあたります.伝統的嚥下訓練の中からいくつか選定し,訓練方法を具体的に紹介しつつ,適応や訓練効果について解説し整理をします.
2月25日
(火)

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