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2024年度オンラインセミナー シリーズ8

「摂食嚥下リハビリテーションの基礎から応用までを学びたい方へのセミナー」全4回

 摂食嚥下障害の方が,リハビリテーションや医学的治療によって食を楽しむことができる時代になりました.この背景には,摂食嚥下障害の生理学的・病理学的検証,リハビリテーション法の開発と検証,多職種連携による臨床実践,企業努力による高いレベルの製品の開発と提供があります.多くの医療従事者が当たり前のように経口摂取に向けた活動をし、医療や介護の専門職だけでなく,プロの料理人の皆様が本分野に参画してくださっています.本セミナーは,これらの背景をふまえて観察や評価,リハビリテーションとその考え方について解説します.基礎から応用まで摂食嚥下リハビリテーションを今一度振り返りたい方や臨床の真髄を知りたい方にお届けします.

講師:柴本 勇先生(聖隷クリストファー大学)



本セミナーは終了しました。 多数のご参加ありがとうございました。

プログラム

開催日 講座名 Zoom情報をご連絡する日
第1回
11月08日
(金)
「観察・評価:VF・VEの事前評価を含めて摂食嚥下障害の何をどのように診る?」
 摂食嚥下障害の方の観察や評価の視点を学びます.一人ひとりの病態を観察から得ることが適切な訓練に繋がります.VFやVEを行う前には,あらかじめ病態を知っておく必要があります.そのためには、メカニズムの理解が欠かせません.基礎知識の振り返りを含めて,どのような活動で摂食嚥下障害の適切な情報を得るかを紹介します.
11月05日
(火)
第2回
11月15日
(金)
「頸部聴診:嚥下音は何? どのように活用する?」
 摂食嚥下障害病態を簡易に把握したい,安全かどうかモニタリングしたい.このような理由から頸部聴診をされている方が多いと思います.頸部聴診はどこから発生する音を聴いているのでしょうか?食物の物性によって変化があるのでしょうか?疑問は尽きません.耳内嚥下音を用いた生理学的検討も散見されています.臨床で我々が嚥下時に発生する「音」をどのように使うことができるか考えたいと思います.
11月12日
(火)
第3回
11月22日
(金)
「リハビリテーション:どういう手技で何を目指す?食物や姿勢調整を含めて考えましょう」
 摂食嚥下障害を抱える方への個別リハビリテーション手技の選択について考えます.リハビリテーション手技には使用する食物や姿勢も含みます.訓練適応や訓練負荷量の検討も大切です.在宅での対応も重要です.リスク管理も含めて摂食嚥下障害の方へのリハビリテーションについて考えたいと思います.嚥下障害者のアウトカムも考慮したリハビリテーション手技の選択と実行について紹介します.
11月19日
(火)
第4回
11月29日
(金)
「病態志向的臨床:どこまで個別プログラムを立案する?必要な対応・不必要な対応を考えましょう」
 近年では,新しい治療手技や治療法,治療機器が開発され公表されています.それぞれにはねらいがあり,考え方もあります.また,それぞれの摂食嚥下障害は病態や重症度が異なり,それぞれ必要な対応があります.それらを総合して臨床を行います.個別の病態を理解しつつ,症状を整理して,必要な対応が必要な方に適切に行われることについて振り返ってみたいと思います.
11月26日
(火)

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